スマホ決済
Google Pay(グーグルペイ)とApple Pay(アップルペイ)の違い

キャッシュレス化が立ち遅れていると言われている日本にも、次々と新たな電子決済が導入されるようになりました。一方で「新型の決済方法についていけない」「今さら人には聞けない」といった声もよく聞かれます。

そこで今回はモバイル決済の基本であるGoogle Pay(グーグルペイ)、Apple Pay(アップルペイ)、おサイフケータイ取り上げ、それぞれの違いや注意点を明らかにしようと思います。

初心者の方にも分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

Google Pay(グーグルペイ)とApple Pay(アップルペイ)の基本の違いをチェック

日本ではオリンピックと万博を控え、訪日外国人に備えてキャシュレス化が急務となっています。私たち利用者にも対応が急がれますが、モバイル決済はどれも同じに見えて区別がつきません。

Google Pay、Apple Pay、おサイフケータイロゴ

そこでこれから電子決済の基本とも言える以下3つの違いをじっくり見ていきたいと思います。

対応機種によって使える決済方法が違う

モバイル決済を始めようとする際に、真っ先にチェックしなくてはならないのが対応機種です。100億円キャンペーンで話題のPayPay(ペイペイ)のように、最近は機種に依存しないスマホ決済も数多く出回っています。

しかしもっと以前からあるGoogle Pay、Apple Pay、おサイフケータイは、どれも特定の機種でしか使えません。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
対応機種 Android 5.0~
おサイフケータイ対応
iPhone 7~
おサイフケータイ対応
一部ガラケー不可 ×

表の【おサイフケータイ】は、今回はフューチャーフォン(ガラケー)での利用を前提とします。残りの2つはスマートフォン専用の決済方法です。

Google Pay(グーグルペイ)はAndroid(アンドロイド)、Apple Pay(アップルペイ)はiPhone(アイフォン)で使用しますが、いずれもおサイフケータイの機能がベースとなっています。

おサイフケータイは日本の電子決済の基本

ではそれぞれの決済方法の違いをさらに詳しく見ていくことにしましょう。まずは日本でのサービス開始時期です。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
開始時期 ・Android Pay開始:
2016年12月13日
・Google Payに改名:
2018年2月
2016年10月25日 2004年6月16日

おサイフケータイは国内規格のICチップ(FeliCa)を用いる国産の電子決済で、この中ではもっとも古い歴史を持っています。

そしてApple PayもGoogle Payも、このおサイフケータイと同じ規格(FeliCa)を使用しています。どちらにも日本の規格で、国内利用を前提とした決済方法です。

この3つの中で最も新しいのがGoogle Payです。Apple Payが日本に上陸した2ヶ月後にAndroid Payが発表され、その後改良を経て現在のGoogle Payに改名されました。Android PayとGoogle Payを別の決済方法だと思っている方もいますが、両者は全く同じものです。

清算が手軽でセキュリティ性も高い

ではそれぞれの使用法に違いはあるのでしょうか?どの決済方法も使い方は同じです。レジのリーダーや改札の読み取り部分に携帯電話をかざすだけですから、初めての方でも間違いなく使えるでしょう。お金を出したり小銭を受け取る必要もないので、その快適さは一度味わうと手放せません。

モバイル決済に不安を感じる方は多いのですが、携帯端末+アプリ+カードと2重3重のセキュリティが装備されるため、現金を持ち歩くよりもずっと安全ですよ。

もちろん紛失盗難の際には、キャリアやカード会社への届け出を忘れないでくださいね。

Apple Payの使用には本人認証が必要

読み取り機にかざす清算スタイルはどれも同じですが、Apple Payだけは利用の度に本人認証が必要です。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
お店で ①リーダーにかざす
②清算完了
①・Touch ID認証
(iPhone7~)
・Face ID認証
(iPhoneX)
②リーダーにかざす
③清算完了
①リーダーにかざす
②清算完了
Suica ①改札機にかざす ①電源をONにする
②改札機にかざす
①改札機にかざす

Apple PayはSuicaの利用時にも必ず電源をONにしなくてはならないなど、取り扱いがやや面倒ですが、その分セキュリティ性が高く安全です。

Google Payの限度額は1回最高3万円

Google Payは本人認証なしで使えてしまうため、以下のような利用上限が定められています。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
利用上限
(1回)
・QUICPay対応店:2万円
・QUICPay+対応店:3万円

QUICPayはGoogle Payで使用される電子マネーで、本来ならばクレジットカードの利用上限まで使用可能です。そこで本人認証不要のGoogle Payでは、上記のようなセキュリティ対策が必要となってくる訳ですね。

モバイル決済の仕組みってなんだか難しそうで、私にも使えるのかどうか心配だな。使いすぎも気になるし、スマホを失くしたら終わりだと思うと、そそっかしい私には怖くて手を出せないよ。
仕組みなんて知らなくても使えるよ。Apple PayやGoogle Payのセキュリティは現金よりむしろ安全だから安心して。QUICPayは1回あたりの利用上限も決まっているし、他の電子マネーならチャージ額を調整することも可能だ。

Google PayとApple Payの使いやすさをチェック

次にモバイル決済の使いやすさを比較してみましょう。いくら使いやすい決済方法でも利用先がなければ意味がありませんよね。さてあなたにとって最も使いやすいのは、3種類のうちどの決済方法でしょうか?

どの決済方法も多彩なお店で使用可能

モバイル決済は、現在数多くのお店が対応しています。一例として、コンビニと家電量販店の一部をご紹介しましょう。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
対応店舗 セブンイレブン
ローソン
ミニストップ
ファミリーマート
サークルK
サンクス
ビックカメラ
ソフマップ
ヨドバシカメラ
エディオン
セブンイレブン
ローソン
ミニストップ
ファミリーマート
サークルK
サンクス
ビックカメラ
ソフマップ
ヨドバシカメラ
エディオン
セブンイレブン
ローソン
ミニストップ
ファミリーマート
サークルK
サンクス
ビックカメラ
ソフマップ
ヨドバシカメラ
エディオン

現在この他にもスーパーや駅売店など様々な場所で、携帯電話を使った決済が可能となっています。

ところで上表を見ると、お店のラインナップは全く同じですね。これはどの決済方法も共通の電子マネーを使用するからです。

決済方法のベースは電子マネー

今回取り上げた3種類のモバイル決済は、いずれも既存の電子マネーが使われています。

対応する電子マネーはそれぞれ以下の通りです。SuicaとQUICPayは、どの決済方法にも含まれていますね。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
対応する電子マネー QUICPay
Suica
nanaco
楽天Edy
WAON
QUICPay
電子マネーiD
Suica
QUICPay
電子マネーiD
Suica
nanaco
楽天Edy
WAON

もちろんこれらの電子マネーを使うには各電子マネーの利用登録が必要ですし、チャージするための手段(クレジットカードなど)を用意する必要もあります。

QUICPayとiDはチャージ不要

上の表で※マークがついている電子マネーQUICPayとiDは、ポストペイ(後払い)方式で事前のチャージ(入金)が必要ありません。使った金額は、後日クレジットカード代金と一緒に請求されることになっています。

それ以外は全てプリペイド(前払い)方式の電子マネーで、事前にチャージしないと使えません。今回取り上げた決済方法は、いずれも複数の電子マネーをアプリで管理し、必要に応じて切り替えることができます。

ポイントカードアプリでポイント2重取り

電子マネーと一緒にポイントカードの管理も可能ですが、この通りGoogle PayやApple Payのアプリ上で一元管理できるポイントカードの種類は限られています。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
登録できる
ポイントカード
Ponta(ポンタ)
Tポイント
Ponta(ポンタ) dポイント
ゴールドポイント
Ponta(ポンタ)
Tポイント

Apple PayのアプリではPontaカードしか使えないので、必要に応じてポイントカードのアプリをダウンロードするといいでしょう。お店のレジでポイントカードと電子マネーを切り替えるのはちょっと面倒ですが、これならスマートフォン一つで管理ができます。

Suicaの利用スタートも簡単

3種類のモバイル決済では、いずれも交通系カードSuica(スイカ)が使えます。Google PayやApple Payは、Suicaカードを読み込めばすぐスマホで使えるようになりますが、以下のようにアプリでSuicaを新規発行することも可能です。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
Suica
発行
Suicaアプリ Google Payアプリ モバイルSuica
年会費 無料 無料 1030円
(ビューカード登録除く)
※2020年2月26日から無料

なおモバイルSuicaは、2020年にフューチャーフォンでのサービス終了が予定されています。引き続きSuicaを使いたい方は、スマホへの切り替えが必要です。

スマホならオンラインショッピングも便利

Google PayとApple Payは、アプリに登録したクレジットカードを使えばオンラインショッピングも簡単です。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
オンライン決済 可能 可能
× VISA未対応

初めてのショップでもカード情報を入力せずに決済できるので、セキュリティ上も極めて安全です。ただしApple Pay(アップルペイ)のWeb決済は、VISAブランドのカードが使えないことにご注意ください。

コンタクトレスで海外でも利用可能

Google PayやApple Payはおサイフケータイを下敷きにしており、国内でしか使えないのが欠点でした。

しかしApple Payは国際規格のType-A/Bの非接触IC型決済サービスを開始、現在は海外でも使用可能です。

Google Payも近年JCB Contactlessに対応する予定ですので、将来は海外旅行でもスマホ決済が当たり前になるでしょう。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】
海外対応 JCB Contactless(対応予定) ・Mastercard Contactless
・JCB Contactless
・American Express Contactless

コンタクトレス国内加盟店はまだ少ない

Contactlessは国際規格の電子マネーで、海外でも国内でも以下のロゴマークがついたクレジットカードと店舗で使えます。

ロゴマーク

国内でも外国人向けに使えるお店が増えていますが、現時点では国内のContactless対応店の数はまだ十分ではありません。

Contactless使い方

決済方法は発表直後からどんどん進化するから目が離せないね。Apple Payも国内規格で海外では使えないのが欠点だったけど、今や海外でも使えるとは驚きだ!
新しい決済方法って、後になるほど加盟店の数が増えたり機能が充実したりするのね。Google PayやApple Payを友達より先に使いたい気持ちもあるけど、様子を見てからでも遅くないってことかな?

Google Pay(グーグルペイ)とApple Pay(アップルペイ)は使えるカードが異なる

Google PayとApple Payは、クレジットカードから直接決済するような使い方も可能です。次に登録できるクレジットカードの種類から、Google Pay(グーグルペイ)やApple Pay(アップルペイ)の違いを見ていくことにしましょう。

QUICPayやiDでクレジット決済が可能に

クレジットカード決済には、以下のように2種類のポストペイ方式の電子マネーを使用します。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
使用電子マネー QUICPay QUICPay
電子マネーiD
QUICPay
電子マネーiD

ガラケー上でおサイフケータイを使う場合は、まずクレジットカードでQUICPayやiDを追加発行し、それをおサイフケータイに登録します。この状態でQUICPayやiDを使うと、後日それに紐づくクレジットカードから請求が来る訳です。

Apple Payはくレジっとカードを読み込むだけ

Apple Payはもっとスムーズで、準備はiPhoneでクレジットカードを読み込むだけでOKです。後は自動でQUICPayもしくはiDに振り分けられるので、電子マネーの準備は一切必要ありません。

Google Pay(グーグルペイ)も、Apple Pay(アップルペイ)と同じようにQUICPayを通じてクレジットカードでの決済が可能です。

使えるカードの種類は決済方法によって異なる

ただし登録できるクレジットカードの種類は、決済方法によって異なります。特にGoogle PayがQUICPayへの対応を始めたのは2018年10月9日のことで、まだ対応するカードの種類は限られています。以下記載のクレジットカードも、全種類が使える訳ではありません。

違い 【Google Pay】 【Apple Pay】
対応する
クレジットカード
JCBカード
・JACCSカード
ほぼ全種類
(一部を除く)

Apple Payはスタート直後から順調に提携先を増やし、現在は殆ど全てのクレジットカードが使えるようになりました。しかしダイナースクラブカードなど一部のクレジットカードは未対応です。

Apple Payにはデビットカードを登録できない

クレジットカード以外に登録できるカードは以下の通りです。

対応カード 【Google Pay】 【Apple Pay】 【おサイフケータイ】
プリペイド Kyashリアルカード
LINE Payカード
・ドコモ
プリペイドカード
・ソフトバンクカード
・au WALLET
プリペイドカード
モバイル
スターバックス
デビット JCB
デビットカード

Apple Pay(アップルペイ)では銀行が発行するデビットカードが使えないことにご注意ください。

Google PayとApple Payは違いもあるが便利さは同じ

Google Pay、Apple Pay、おサイフケータイはどれも似通っていますが、それぞれ特徴があり、使えるカードも異なることが分かりました。

フューチャーフォンにおけるおサイフケータイ機能はサービス終了が予定されていますが、Google PayとApple Payは海外利用も可能となり、どちらも世界に通用する決済方法として評価が高まっています。

スマホ決済は今後の主流となっていく決済方法なので、ぜひ自分に合ったものから利用を始めてはいかがでしょう。

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