結婚でクレジットカードに届出は必要なの?名義変更の方法とは?

結婚した後も、まだ独身時代のクレジットカードをそのまま使っているという方はいませんか?

結婚して名字や住所が変わったら、カード会社にも変更届を出さなくてはなりません。

旧姓のままでもカードは使えないことはないのですが、思わぬ不具合やトラブルが生じる危険性もあるため、なるべく早く名義変更を済ませた方がいいんですよ。

今回は、結婚後のクレジットカード利用全般に関するアドバイスをお届けします。結婚して新生活のスタートを切ったら、是非クレジットカードも新しくしましょう!

【目 次】

結婚して名字が変わったらクレジットカードの名義変更は必要!?

それにしても結婚の前後って、何かと慌ただしいものですよね。

結婚式や披露宴のことだけでなく、手続き関係もうんざりするほど沢山あります。これではクレジットカードのことまではなかなか手が回りません。

独身時代のクレジットカードも当面はそのまま使えますから、慌てなくても大丈夫。落ち着いてからでいいので、ぼちぼち変更手続きに取り掛かりましょう。

まずは変更届けの手順を一からご説明します。

結婚後変わるのは苗字だけではない

でも変更届を出すといっても、何が変わるのか知らないまま手続きはできませんよね。結婚後は、一体クレジットカードの何をどう変更する必要があるのでしょう?

以下クレジットカード会員情報のうち、結婚で変わる可能性のあるものをピックアップしましたのでご覧ください。あなたは結婚によって、このうちどれが変わりましたか?

【結婚で変わるカード会員情報】

  • 名字(姓)
  • 住所
  • 固定電話番号
  • 勤務先
  • 年収額
  • 引落し用の銀行口座

結婚したからといって、どなたもクレジットカードの変更届けが必要だという訳ではありません。

姓が変わらず住む場所も同じなら、結婚してもクレジットカードはそのままで構わないのです。

カード会社に名義変更などの手続きが必要となるのは、結婚によって名字が変わったり、住所が変わった人だけです。

クレジットカードの変更届は一番後回しでいい

クレジットカードの変更手続きそのものは、会員サイトからすぐにできてしまいます。他の手続きよりずっと簡単なので、後回しでも構いません。

というか、実は一番後にしか手続きできないのです。

なぜならクレジットカードの変更届を出すよりも前に、他にも重要な変更手続きがあるからです。これを先に済ませておかないと、クレジットカードの名義変更を完了することができません。

結婚すれば銀行口座の名義も変わる

まず結婚して名字が変われば、銀行口座にも名義変更が必要です。

クレジットカードの名義変更を済ませても、登録している銀行口座の名義が独身時代のままでは、肝心のカード代金を引落すことはできません。

そこでまず取引銀行に変更届を出すことになります。新たな本人確認書類や新しい印鑑が必要で、窓口まで出向くか郵送で手続きすることになるため、少々時間がかかります。

ネットバンクの場合はもっと手軽ですが、新しいキャッシュカードは郵送で届くので、時間がかかるのは同じこと。銀行口座の名義変更にはできるだけ早く取り掛かった方がいいですね。

銀行口座の名義変更には本人確認書類が必要!

以下は、一般的な金融機関の名義変更に必要なもののリストです。

【口座名義変更に必要なもの一覧】

  • すべての通帳、証書、キャッシュカード
  • これまで使っていた印鑑(届け印)
  • これから使う印鑑
  • 改姓前と改姓後の名前が把握できる公的書類(戸籍謄本など)
  • 本人確認書類(変更後のもの)

※注意 金融機関によって必要なものは異なります

ここでご注目いただきたいのは本人確認書類です。口座名義の変更に必要な免許証や保険証は、新姓に名義変更をした新しいものなのです。

つまりこの時点で本人確認書類の変更届けを済ませておかないと、銀行口座の名義変更もできないということになりますね。

もしも本人確認書類に健康保険証をご利用なら、結婚後扶養家族になる場合、配偶者の勤務先で家族用保険証を発行してもらうための申請手続きが必要となるでしょう。

つまり結婚後真っ先に取り掛かるべきなのは、本人確認書類の名義変更もしくは新規発行なのです。

変更手続きは免許証→口座→カードの順番で!

さてここまでを整理しておきましょう。

カード会社に変更届を出す前に、まず銀行口座の変更を、そしてそれより前に本人確認書類の変更を済ませる必要があることがわかりました。

変更届けを出す順番は以下の通りです。

【変更届を出す順番】

①免許証や保険証など

②銀行口座

クレジットカード

クレジットカードは一番後回しになるので、しばらくは旧姓のクレジットカードを使うしかありません。

独身時代のカードは、結婚したからといって利用停止になるといったことはないのでご安心を。但し店頭でサインを求められた際には、うっかり新姓を使わないようご注意くださいね。

旧姓のままクレジットカードを使うと様々な不都合が生じる

ここまで読んで、「手続きが面倒そうだしこのまま放っておこうかな」と思った方も居るかもしれません。確かに名義変更しなくても、当面は特に問題はないと思われます。

しかしずっとそのままというのは良くありません。何故なら以下のような不都合が生じる危険性が出てくるからです。

【旧姓のカードを使い続けるとどうなる?】

  • 引落しできず遅延損害金が発生する
  • 更新時に新クレジットカードが届かない
  • 新姓でサインすると不正利用を疑われる
  • パスポートが新姓だと海外で不正利用を疑われる
  • 盗難などの補償が受けられない

これらはとても重要なことですので、以下に詳しくご説明しましょう。

口座名義の変更後は速やかにカード名義変更を!

特に気をつけて頂きたいのは、銀行口座とクレジットカードの名義の不一致です。

口座とカードそれぞれの名義が異なっていると、支払日になっても引落しができません。

【名義が異なると引落しができない!】

  • 銀行口座の名義
  • クレジットカードの名義
銀行口座の名義変更を済ませたら、その後すぐにクレジットカードの変更手続きに取り掛かかるようにしてください。カード支払日(引落し日)の数日前には手続き完了していることが理想です。

支払いできないと遅延損害金が発生する

カード代金の引落しができないと、信用情報にも延滞の記録が残ってしまいます。これだけでも困るのですが、実はその上に遅延損害金まで発生するってご存知でしたか?

これは延滞のペナルティで、未納分の年利14.6%を日割り計算で請求されます。

【遅延損害金】

支払日までに支払いできないと、その翌日から入金日まで発生する利息のこと。
利率は通常年利14.6%で日割り計算される。

例えばカード代金10万円が支払えず1週間経てば、これだけの利息を請求されることになるのです。

【カード代金10万円の1週間分の遅延利息】

100,000円 × 14.6%  × 7/365 = 280円

遅延損害金は日割り計算されるため、日数が経てば経つほど利息は増えていきます。

海外では特にご注意を!不正使用が疑われることも

またクレジットカードの名義が実際と異なれば、不正使用を疑われてしまうことも忘れてはいけません。

先ほども少し触れましたが、店頭でサインを求められた際につい結婚後の新しい姓を使ってしまうと、決済ができない場合もあります。

ただ国内ではこの点ある程度融通が効きますし、また釈明も可能でしょう。

しかし海外ではそうはいきません。例えばホテル宿泊時にパスポートの名義とカード名義が違っていれば、宿泊できない可能性もあります。

保険の補償を受けることができない

また名義が違うせいで、盗難時の補償が受けれないのも困ります。

クレジットカードには不正使用に対する補償がついていますが、この補償を受けれないとなると、数十万円単位の損害もあり得るからです。

名義変更しないままクレジットカードを使い続けると、このように金銭面の実害も馬鹿にはなりませんね。

面倒ですが、やはりクレジットカードの名義変更はできる限り早く済ませておく方が安心です。

結婚して主婦になっても独身時代のカードが使える

さてクレジットカードの変更届が無事済めば、通常1週間から2週間程度で新しいクレジットカードがお手元に届くはずです。

表面の姓が新しく刻印されていますが、通常カード番号などはそのままです。

こうして手続きさえちゃんと済ませておけば、独身時代に使い慣れたクレジットカードを結婚後も引き続き使える訳ですね。

名義変更後カード番号まで変わる場合がある

ただ名義が変わったあとも、まだやらねばならないことが残っています。それはカードに紐づく様々な支払いの登録変更です。

もしもこれまで以下のような料金をクレジットカードで決済していたとしたら、それぞれの利用先についても登録をしなおさなくてはなりません。

  • 携帯電話料金などの支払い
  • フィットネスクラブなどの会費
  • オンラインショッピングの登録

またカード会社によっては、名義変更後、カード番号まで変わってしまうことがあります。

そこで登録しなおす際には念の為「姓」だけでなく、ぜひ新しいクレジットカードの下記項目を確認するようにしてくださいね。

実家で使っていた家族カードは結婚後は使えない

ところで独身時代に、実家では「家族カード」を使ってたという方も居られるかもしれません。その場合も同じように名義変更はできるのでしょうか?

実は家族カードはちょっと特殊で、結婚後は使うことができないのです。また家族カードは名義変更もできません。

というのも家族会員には一般にこのような規定があるからです。

【家族会員の規定】

  • 本会員と生計を同一にする以下の家族
  • 配偶者
  • 両親
  • 18歳以上の子ども

この通り家族カードが作れるのは、本会員と生計を同一にする家族だけなんですね。

結婚すると生計が同一ではなくなりますから、家族会員の資格も喪失します。つまり結婚後は、実家の家族カードは解約するしかありません。

なお解約の手続きは家族会員ではできないので、本会員に依頼してクレジットカードを解約し、古い家族カードは処分してください。

クレジットカード名義変更の意味!大切な情報が引き継がれる!

結婚後姓が変わっても、名義変更すれば以前のクレジットカードをそのまま使えるということが分かりました。

それにしても戸籍上の名前が変わると、あちこちに変更届が必要なので手続きが大変ですよね。

しかしクレジットカードの名義変更は、これまで蓄積された大切なものを引き継ぐためには、絶対に欠かせないことなのです。

カード利用状況はクレヒスとして記録されている

その大切なものの一つがクレジットヒストリーです。

「クレジットヒストリー」と聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんので、簡単にご説明しておきましょう。

クレジットヒストリーとはカードやローンの利用履歴のことで、短縮してクレヒスとも呼ばれます。

【クレジットヒストリー】

カードやローンの申込み情報や利用履歴のことで、氏名、住所、生年月日などの個人情報と共に信用情報機関に登録される

個人のクレヒスが集約されているのは以下3つの信用情報機関で、どのカード会社もこのうちのどれかに必ず加盟しています。

また情報機関同士が相互に情報を共有しているため、どこで審査を受けてもカード会社にはすぐ分かるようになっています。

  • CIC(シー・アイ・シー)
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(全銀協)

あなたがこれまで利用してきたクレジットカードの支払い履歴は、全てここに記載されているんですね。

結婚して名字が変わってもクレヒスは引き継がれる

ひょっとして「結婚して名義が変われば過去の延滞の記録も消えるかも?」と甘い期待を抱いた方はいませんか?でも残念ながらそうはいきません。

カード会社への変更手続きが済めば、すぐに信用情報機関の情報も書き換えられてしまうからです。

良い履歴も悪い履歴も、クレジットカードの名義変更によって消滅したり白紙に戻ったりはしません。

独身時代のあなたのクレジットヒストリーは、結婚して名字や住所が変わっても、名義変更によって間違いなく引き継がれるのです。

ブラックの人は新姓でカードを申し込めるのか?

でも独身時代にブラックになった人で、結婚して姓が変われば一からカードが作れるのではと考える方もいるかもしれません。

クレジットカードがないと名義変更は行いませんから、信用情報機関には旧姓で事故情報が登録されている状態のままだからです。

結婚して名字や住所が変わった人がクレジットカード審査を受けた場合、実は旧姓とのマッチングは簡単ではないと言われています。ただ調査は不可能ではないので、延滞などをきっかけに特定される可能性は高いようです。

結婚すれば家族カードを作るという方法もありますし、ブラック登録中に審査を受けることは決しておすすめはできません。なお家族カードについては、また後ほど詳しくご説明しますね。

貯めたポイントや支払いも引き継がれる

また独身時代に貯めたポイントも、結婚後クレジットカード名義変更によって引き継がれる大切なものの一つです。

ポイントプログラムのステージや会員ランクもそのままですので、名義変更してもこれまでの努力が無駄になることはありませんのでご安心ください。

もちろん利用残高も新カードにそのままスライドしますから、返済中の分割リボについても、引き続き支払いを続けてください。

登録などもそのまま使い続けることができる

その他旧カードで設定した各種登録もそのまま保存され、新カードに引き継がれます。

  • 会員サイトのIDやPW
  • カード利用お知らせサービスなどの登録
  • 電子マネーオートチャージ設定
  • オプションサービスなどの登録

会員サイトのIDやPWも変わらないので、明細の確認などで戸惑うこともなく、以前と同様のサービスが利用できますよ。

このように結婚後も不自由はなくクレジットカードを使い続けることができるのは、名義変更の手続きが滞りなく完了しているからです。

結婚を機にクレジットカードを見直そう!3つのオススメ選択肢!

しかし独身時代のクレジットカードもいいのですが、いっそのこと新しいカードへの新規入会を考えてもいいかもしれませんね。

結婚は人生の新たなスタートライン。クレジットカードを仕切り直す良いチャンスです。結婚を機に、あなたもクレジットカード利用を見直してみてはいかがでしょう?

結婚後のクレジットカードの選択肢は3通りある

ここまでは独身時代のクレジットカードを名義変更して、そのまま使い続けることを前提にご説明してきましたが、他にも選択肢がない訳ではありません。

結婚後のクレジットカード利用には、全部で以下3通りの選択が可能です。

  • 手持ちのカードを名義変更して使う
  • 配偶者のカードで家族カードを作る
  • 新しいカードに新規入会する

どれを選ぶにしても、免許証など本人確認書類や銀行口座の変更手続きは必ず事前に済ませておく必要があります。つまりそれさえ済めば、後はこの3つの内どれを選ぶのも自由という訳ですね。

ではそれぞれを順にご説明しましょう。

家族カードは年会費も安く家計も大助かり

「手持ちのカードを名義変更して使う」ことについては、これまでご説明してきた通りですので省きましょう。

次の「配偶者のカードで家族カードを作る」ことは、配偶者がクレジットカードの会員であることが前提ですが、この通り数多くのメリットのあるとても良い選択肢です。

【家族カードを作るメリット】

  • 審査がない
  • 本会員と同じサービスが使える
  • 年会費が安い
  • 明細を一括管理できる

特に本会員が手続きするだけで、審査もなくカードを持つことができるのは嬉しいですよね。

家族会員は本会員とほぼ同じサービスを受けることができますし、年会費は本会員よりも安く、家計のことを考えても家族会員になるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

新生活では新しい目的に応じたカードが必要

では次に最後の選択肢「新しいカードに新規入会する」についてご説明しましょう。

使い慣れたクレジットカードもいいのですが、新生活がスタートすれば、利用目的に応じた新たなカードも欲しくなってきます。

例えば主婦の方には、新生活に便利でお得なこんなカードはいかがでしょう?

  • 近所のスーパーマーケットの割引が使えるカード
  • ネットスーパーの利用でポイントがよく貯まるカード
  • ガソリン給油の値引きが使えるカード

ただ気になるのは入会審査のことですよね。

専業主婦でも自分名義のカードに入会できる

結婚を機に転職・退職された方も多いと思いますが、パート・アルバイト専業主婦の方も、自分名義のクレジットカードは作れますのでご安心ください。

「結婚」はクレジットカード審査に大変有利に働きます。結婚することによって、家計全体としての収入や配偶者の属性までが審査対象となるからです。

この通り年収も家計全体で考えれば、結婚することで審査に通る可能性が高まることがわかるでしょう。

  • 夫:年収500万円
  • 妻:無職
  • 家計収入=500万円
  • 夫:年収500万円
  • 妻:年収100万円
  • 家計収入=600万円

家族カードと自分名義のカードを両方持ってもいい

家族カードを作るか新規カード入会するか、あるいは独身時代のカードで通すか、選択はあなた次第です。もちろん全部一度に持ったっていいんですよ。

家族カードは配偶者が一括管理するため明細を見られてしまうという問題がありますが、自分名義のクレジットカードなら自分自身で管理できます。

複数のカードを使い分ければ、結婚後の家計管理もスムーズで、毎日快適にカードが利用できることは間違いないでしょう。

クレジットカード名義変更は結婚後必ず済ませておきましょう

結婚して姓が変わると、クレジットカードにも名義変更が必要です。そのままでも使えない訳ではないのですが、引落しができなかったり不正使用を疑われたりと不具合が起きる危険性もあります。

引落し口座の名義変更も必要なので面倒ですが、必ず変更届は済ませておきましょう。

なお独身時代のクレジットカードを使い続ける他にも、家族カード発行や新規カード入会という選択肢もあります。新生活に合ったクレジットカードも是非ご検討くださいね。

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